田園に囲まれた陶芸の町の温泉施設「こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷」
施設までの道のり
友人と車で行ったのですが、今田町に入ると田園風景が広がりとてものどかで陶芸の町らしい陶芸美術館や立杭(たちくい)などの観光施設がいくつかあります。陶器が好きな人は窯元を回るのも楽しいと思います。ぽつんぽつんとカフェや手打ちそば店などの飲食店もあります。
ぬくもりの郷は小高い丘の上にあるので、少しの間坂道をくねくねと登って行きます。駐車場はとても広く200台以上駐車できますが車はたくさん止まっていて、静かな田園の中にぽつんとある施設なのにこんなに人が来ているんだなあと驚きました。
施設入り口の真ん前にバス停「こんだ薬師温泉」があり、JR福知山線「相野駅」より「こんだ薬師温泉行き」神姫バスで約25分とのことなので車がなくても苦労なく行けるようです。
施設の様子
駐車場から温泉のある施設に向かっていくと、まず目に入るのは敷地内の店舗です。「農産物直売」「ジェラート」「できたて豆腐」などの文字にひかれつつ、「お風呂に入ってからゆっくり見よう。」と思い直して歩き出しました。入り口近くにあるバス停のあたりから見える眺望がとても素晴らしかったのでしばらく眺めてから、温泉のある建物の方へ向かいました。
建物に入ると左手にお土産屋さんがあり、ここでも地酒やお菓子などいろいろなお土産を買えます。右手の通路を抜けると温泉エリアがあります。入浴するには販売機でチケットを購入し、入浴受付に持っていきます。
受付を済ませてのれんをくぐると広めの更衣室があります。ドライヤーは無料で使用できます。
お風呂
全体的に広く、内風呂が3種類、外風呂が3種類あり、それぞれお風呂の大きさと温度設定が違います。特に外風呂は「大露天風呂」と呼ぶだけあって、とても広くゆったりしています。横に広いだけでなく、階段があって3段構造になっています。
一番メインとなる露天風呂は一番低い位置にありますが、大きくて感動しました。そこからの眺めも素晴らしく、山に囲まれていて四季をとおして楽しめる景色だと思います。わたしは春と秋に行きましたが、春は緑が美しく、秋は紅葉が楽しめました。
洗い場は収容人数が多さからか混雑していることもあるようです。内風呂にある洗い場が混雑しているときは、気づかない人も多そうですが外風呂のほうにも少し小さめの洗い場があり、土日など混雑する日限定で利用できるようです。
その他の施設
農産物直売所では地元のお米や野菜などを買うことができます。17時までの営業ですがどんどん売れて品薄になっていきますので、買って帰りたい方は早めの時間帯がおすすめです。
農林水産加工棟(別館)では篠山名産の黒豆を使った豆腐の加工をしています。小さなテーブルとイス、しょうゆが用意されていて、注文すればその場で出来立て豆腐を食べることができます。
同じ棟内にジェラートが食べられるコーナーもあります。スタンダードな品揃えに加えて、黒豆味など篠山ならではのジェラートもありました。