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江戸期の文化 メディアミックス

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タグ: 銭湯

江戸時代の銭湯と文化

銭湯と江戸時代については、近世の専門の研究をされる方が、様々なことを書いている、銭湯に関する知識の検定制度まである。何とか銭湯とその周辺の庶民の文化を守ろうとする活動だと思う。
管理人は、そういった活動の牽引は、そういう専門の方にお任せして、せいぜい、銭湯を巡って入浴して楽しませもらうだけだが、江戸期の庶民文化について、面白いなあと思うことも多い。
仏教美術としては、あまり江戸期には見るべき点が、管理人にはない。異なる意見の方もいると思うのだが、まあいわばどちらかといえば、「好み」という問題かもしれない。孤高な美しさや純朴さを江戸期に求めるのは無理があるだろう。むしろこの時代、庶民の力と活気あふれる文化に目を向けるべきだろう。銭湯もそのひとつかもしれないし、今回の話題、メディアミックスもそのひとつだ。

観光ガイド

江戸時代の観光といえば、伊勢詣でなど、宗教、信仰に関係した旅行が典型だろう。そして江戸時代のリゾートといえば、温泉湯治場への長期滞在。旅行が制限されていた時代で、信仰と医療は庶民にも許されているから、観光もリゾートの、参詣と湯治になるわけだ。もちろん、それをメインにしているわけだが、娯楽、レジャーの要素も色濃くあっただろう。それだけの施設や、ガイドも残されているわけで。そこには、文字が書かれ、絵が描かれている。

メディアミックス

浮世絵なども、文字と絵で、歌舞伎役者や相撲取りなどが取り上げられた。文字なんて当たり前すぎると思うだろうが、近世である江戸時代に、初めて文字が庶民のものにもなった。それ以前は限られたひとの物だったのだ。最新のメディア、デバイス、手段を駆使し、イベントである歌舞伎や相撲などとコラボした。勿論、歌舞伎は「伝統芸術」とかじゃなくて、今まさに流行のコンサートみたいなもんだ。
文化を楽しむことができる層が、一気に広がったのでが江戸時代だ。銭湯もそういった流れの中で、生活に浸透していったんじゃないかと思う。