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銭湯のお湯の温度

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銭湯のお湯の温度

目的は銭湯ではないのだが、関西へ旅行することがあった、宿泊した旅館で入浴、そして夕食の後は、部屋で関西のローカルTV、たぶん大阪あたりのコテコテのTVを見ていたのだが、「銭湯を案内したるでぇ」という番組がはじまった。
いくつか面白い話があったのだが、その中のひとつが銭湯のお湯の温度だ。何であんなに熱いお湯の銭湯がおおいのだろうか。

昔の法律

銭湯の営業には、ちゃんと法律を守らないといけない。銭湯だけじゃなくて、温泉でも一緒だが。まだ日本、日本人が貧しかったころ、銭湯は、経済的に苦しい人でも清潔であるための大事な施設として重視していた。だから、国や自治体が、料金の上限を決めたり、衛生についても、気を付けることや点検の義務などを定めていた。勿論、これは今でも引き継がれていて、銭湯の基本料金は、都道府県で共通だ。特殊なサービス、例えばサウナを追加料金にすることはOKだ。ここまでは俺も知っていた。レジオネラの問題とかもあるしね、保健所が検査にきたりね。
さて、その大阪のTVの解説によると、昔銭湯のお湯の温度は、何度以上にせよ、と決められていたというのだ。これは今ほど衛生技術や設備が発達していなかったためで、いろいろな菌が繁殖にしくい条件にするというのが狙いだったんだと言う。
今は、技術が進歩していて、ぬるめの温度でも、衛生の面でも問題ないお湯を提供することができるのだが、昔からの銭湯ファン、常連だと、銭湯のお湯がぬるくてどうするんや。という人も多いのだろう。
好みの問題でもあるんだろうが、まああんまり熱すぎる湯には、気を付けて入浴したほうがいいだろう。
俺は熱い湯も好きだが、ぬるい湯にゆったりも好きだ。時間が許す時には、ヌル湯でゆったりして、最後の熱い湯で、入ったぞ!という気分になりたいと思う。