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電気風呂と特殊温泉

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関西への旅行で

関西へ旅行することがあって、宿泊した旅館の夕食の後、部屋で関西ローカル、大阪あたりのTVを見ながらゴロゴロしていた。
銭湯を案内するでぇという番組があったので、けっこうしっかり見てしまった。

電気風呂

ネタはいくつかあったのだが、そのひとつが電気風呂だ。
東京でも、電気風呂を提供する銭湯はいくつかある。俺はあんまり好きじゃないが、ファンもきっといるんだろうな。
その日のTVの解説によると、電気風呂を最初に設けたのは京都の船岡温泉だということだ。元は料理旅館「舟岡楼」だが、昭和8年に、風呂屋になったのだが、その時に、何か売りが欲しい。温泉とでもいいたいところだが、天然温泉ではない。そこで電気風呂というのを技師と開発して、特殊温泉と称したのが、最初なんだという。

温泉法第2条

温泉法第2条では、「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は
物質を有するもの。」
としている。
で、その別表では、温度は、温泉源から採取されるときの温度が摂氏25℃以上、物質は、溶存物質、遊離炭酸等19の物質のうちいずれか一つがそれぞれ定められた基準値を超えるもの、としている。

電気風呂は、今日の法律では温泉ではない。
しかし、やっぱり船岡温泉は、船岡温泉だ。屋号だからな、これはw

特殊温泉はともかく

特殊温泉、電気風呂はともかく、国の登録有形文化財でもあって、薬草風呂、高温風呂、ジェットバス、電気風呂、水風呂、打たせ湯、サウナ、露天風呂なども備えた、なかなかな銭湯だ。
京都駅から市バス206系統で千本鞍馬口下車。機会があれば行ってみたい。