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温泉が湯治場から変化

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江戸時代の湯治

江戸時代、温泉地が、湯治場というリゾート地として栄えたのは、旅行制限があって、許可される理由が信仰と医療であり、医療のほうは、湯治として温泉への長期滞在となった。医療行為ばかりしてたわけじゃなく、リゾートというべきものであることは、すでに書いた。それがいつ変化したのか。

鉄道の発達

明治維新を迎え、鉄道網の整備が進められた。そさらに昭和になると、温泉地を終点とする路線も数多く作られた。まあ温泉だけじゃなく、寺社、観光地、海水浴場など、人を輸送するネタのある場所に、私鉄が敷設していったわけだが。
そのネタのひとつが温泉地だった。

自炊の長期滞在じゃなくて

これだけ鉄道が発達し、移動時間が短くなると、短期でそれこそ一泊なんてニーズも出てくる。自炊で長期滞在だけの人じゃなくなってくる。
食事も出しますよ、一泊二食でなんてスタイルも採用する旅館も増えてきた。
今の俺たちが当たり前に思っている、一泊二食の温泉なんていうのは、ほんとに最近、一〇〇年に満たない歴史しかない。

インフラの変化

鉄道、交通は、社会インフラであることは論を待たないだろうが、その変化は様々な方面に顕在化する。温泉が湯治から一泊二食になった要因として、その発達があることは、間違いないことだろう。