銭湯 温泉 日帰り 立寄り 入浴まっぷ

津軽おのえ温泉 日帰り宿 福家へ行ってみた

最終更新:

アクセスについて

春のさくら祭りで有名な弘前城を有する弘前市から車を30分程度走らせると着きますが、少々道が分かりづらい印象を持ちました。近くまで来れば案内看板も出てくるのですが、それまではひたすら己を信じて車を走らせましょう。

車を運転しないのであれば弘南鉄道弘前線、柏木農業高校前で下車して徒歩5分で目的地まで着きますので簡単です。ただし冬に行く場合は注意が必要です。
と言いますのも津軽の冬の寒さは厳しく、尚且つこちらの温泉は田んぼのど真ん中にあるので、運が悪い日は地吹雪が凄まじく、温泉どころではなくなります。

地元の人が言う「下から吹雪が吹き付ける」というのを一度体験したい方はどうぞ冬に行ってみてください。

駐車場、建物

建物は比較的新しく、田園風景の中にポッと現れた江戸情緒溢れる建物といった印象を受けました。
施設の大きさに対して駐車場はやや狭めといった感じです。しかし回転率が良いのか、駐車場を2.3周しながら空きスペースを探していると、湯上りのお客さんが出てきましたので、すぐに停められました。
団体客用のマイクロバスも駐車可能です

入館、料金

入口を入って左に大量の下足箱がありますので、いちいち空き場所を探す必要は無いので安心して使用できます。そして入口にある券売機で入館料を払うのですが、タッチパネル式で操作方法がわからず私は店員さんを呼ぶ事態になりました。
※昔ながらの定食屋の様な食券売機で十分なのですけどねぇ。

入浴料は420円、朝風呂300円、家族風呂60分1500円、90分2000円。
他に湯治プランもあります。
館内設備や建物に反して、入浴料は安価で驚きました

館内について

フロントで入浴券を渡し中に入ると、テレビのある広い待合スペースにお土産屋、はたまた卓球台まで。
内装も天井が高く、一つ一つの造りもしっかりしており江戸時代にタイムスリップしたかのような印象を受けました、
小腹が空いた方には館内には蕎麦屋「ひらかわ屋」がありますので、打ちたての十割そばを味わう事が出来ます。
ここも江戸を意識しているのでしょうか?そば以外のメニューも充実していますので、どなた様でも大丈夫だと思います。

浴室について

脱衣場はロッカー式で、上着も掛けられるように縦長の造りとなっています。
客数の割にロッカーの数が多く、その日はたまたまだったのか1/3は全くの手つかずでしたので少なくしても良いのでは?と感じました。
また、休憩用の長椅子もあるせいか脱衣スペースが極端に狭く、隣のロッカーの方と着替えの時に鉢合わせた際は、扉の開け閉めの争いが発生して、せっかくのリラックス気分が台無しになりました。また、ほかのお客さんとすれ違う際には肩と肩がぶつかりそうになる位に狭く、これでもし仮にお風呂上りの人とお風呂に今から入る人がぶつかったら、少々気まずい状態になりますね。

他にはドライヤー付きの洗面台と通常の洗面台があり、横には冷たい飲料水サーバーがありますので火照った体をクールダウンしてください。
浴場は湯気が凄く、あたたかいので湯殿が寒いのが嫌いな私は非常に気に入りました。

泉質は100%源泉かけ流し、Ph.7.8のアルカリ性単純温泉。
風呂の種類も、ぬる湯、あつ湯、総青森ヒバ造りの中露天、露天、高温サウナ、ミストサウナ、源泉岩盤浴とバラエティ富んだ構成となっており、飽きることなく楽しめます。
洗い場は仕切りなしで、湯量多めのシャワーなのも高評価だが、数が少ないのが欠点か。
源泉岩盤浴は試してみる価値大いにあり。高さのある板で仕切られた個室スペースに寝転がると、水深5-6cmのやや熱めの源泉に背中、腰、足が温められ容易に極楽気分を味わえます。
おのえ温泉 福家には地元のお客さんが多く、中には毎日通っている方もいるようです。
そのせいか浴場内では至る所で井戸端会議が始まり、さながら社交場の様でした。
また、ほかの温泉に比べ若い方が多い印象です。

顔なじみ同士話に花が咲き、その話に耳を傾けながら目を瞑って黙って湯に浸かる。

青森県平川市には江戸情緒あふれる素敵な温泉がありますよ