奈良の法華寺
奈良の法華寺は、奈良でもやや中心から離れた場所にある。近鉄奈良駅やJR奈良駅より、近鉄の新大宮駅が近い。
初めて、奈良の法華寺を訪れたのは20年以上前だ。以来、何回か奈良を訪れた際、足を運ぶことになっている。当時はまだ風呂や銭湯に関心はなかった。むしろ古寺や仏像を見て回るのに情熱を燃やしていた時期で、その途上で立ち寄った。光明皇后の施浴にまつわる話は、そこで初めて知った。
光明皇后と風呂
風呂は仏教とも深いつながりがあったようだ。最初は仏像を洗う・・・というか風呂に入れることからはじまり、坊さんたちが入浴した後のお湯を、近隣の人も後からいただいたといったこともあるようだ。
神道の禊とかの関係はどうなんだろうとか思いつつ、まだ勉強が足りないw
さて、そんな時代、藤原の不比等の娘でもある高貴な光明皇后が、ある祈願のため、庶民の背中を1000人流す、洗うということを決心したという。
いやぁ・・・むちゃくちゃだw 今の皇后陛下がそんなことやるといったら宮内庁が必死になって止めさせるだろうw最高権力者の層に属する人が、俗人の背中を流すって・・・。まあ伝説といえば伝説なんだけど、昔ならあり得ることだったのかもしれない。それほどまでに祈願とか仏教へ帰依する気持ちというのは純粋で抑えがたいものだったのかもしれない。
最後の1000人目は、血と膿でぐちゃぐちゃの患者で、光明皇后は、その膿を吸い出すことまでやって、終わるとその1000人目は実は仏様で紫雲いのって天に帰ったいったというのが伝説のあらすじだ。
そんなねぇ・・・。血と膿でグチャグチャだったら、今の銭湯も公衆浴場も入場を断るよな・・・・って、おい、突っ込むところそこか>俺
天然温泉の奈良ロイヤルホテル ロイヤルスパ 天平の湯
さて、光明皇后の施浴の伝説の残る奈良の法華寺なんだが、その後、何回か足を運ぶことになったのには理由がある。実は、奈良に行くときに定宿にしているのが、新大宮にある奈良ロイヤルホテルで徒歩圏内なのだ。そして、その地下には、天然温泉を使った入浴施設、天平の湯があるのだ。正直、奈良で、温泉のある施設を見つけるのは、なかなか大変なのだ。そりゃあ奈良ホテルもいいけどね。観光で一日歩き回って、天然温泉とサウナの魅力には逆らえない。ホテルの宿泊者は、勿論追加料金なしで利用できる。