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旅行と入浴

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さまざまな目的の旅行

旅、旅行には、純粋なビジネスであったり、レジャーであったり観光であったり、いろいろな目的や機会があると思う。
今履修している放送大学の「観光の新しい潮流と地域」の講義では、新城常三氏の旅の分類を扱っていた。
1)内部強圧の旅 2)外部強制の旅 3)自ら好んでする旅
講義を聴いてなるほどと思ったが、現在社会だけじゃなくて、昔からこの3つはあったんだな。
今回は、いろいろな旅と入浴について考えてみる。

いろんな旅と観光と入浴

内部強圧の旅
ようするに、自分の商売とか仕事とかだ。富山の薬売りとか若狭から京都まで鯖を運ぶ商人とかの旅人もいただろう。船で荷物を運ぶ人も入るんだろうな。勿論、今の時代だって、自営業の人は、これをするのが生業の人だっているだろう。工芸家で普段は作業場にこもっている人でも、材料の買い付けに、産地に旅をすることもあるだろう。
外部強圧の旅
昔でいえば、主君、絶対権力者から命じられ強制される旅だ。今でも会社の命令で出張する人もいるだろう。会社の場合は、出張を拒否することは労働組合が強ければできるかもしれないけど、まあ、普通はね、なかなか断れないよなw。仕事をするための旅は、イヤなこと、ネガティブイメージだけじゃなくて、仕事をすること自体の楽しさもあるし、環境が変わることの刺激もあるだろう。俺は出張すきだったけどなw でも今は予算が厳しくて、強行スケジュールの厳しい出張も増えたろうし、メールやTV会議の発達で、このあたり、少し事情が変わってきているだろうな。昔は、天皇の命令とか幕府、藩主の命令だと、断るには死ぬくらいの気持ちじゃないと、断れないよな。命令を名誉と思えれば、それはそれでポジティブさもあっただろう、強制であっても。
自ら好んでする旅
観光というのは、この旅行だよな。風景、神社仏閣。平安の昔の熊野詣とか、江戸期の伊勢講。そして勿論、今の多くのレジャーのための旅行。自分の自由になる時間で、自発的なもの、そして営利的な利益を求めない旅行じゃないと観光とは言えない。

どの種類の旅であっても、観光ではない旅行であっても、宿でのもてなしの風呂は、仕事や命令での旅程の疲れを癒してくれたんじゃないだろうか。歩くことがメインの時代で、さらにお湯を沸かすことがとても大変なエネルギーが必要であった時代であろうほどに、風呂、入浴のありがたみは、大きく感じられただろうと思う。
伝説、伝承で、温泉の起源が伝えられ、傷が治ったなどの効能があったと言い伝えられているケースも多い。でもね特殊な成分の温泉じゃなくても、お湯を用意すること自体も大変だった時代に、いくらでもお湯がある温泉などは、それだけで病気が治るような気がしたかもしれないなw