今回は温泉を求めて、石川県金沢市の「銭がめ温泉」へ。温泉は入浴のみを昼間に済ませ、宿泊は素泊まりの宿を、私がよく行う温泉旅行です。こういう形で非日常の街を歩くことが、日常からの脱却、つまり旅だと考えています。
大阪から朝の新快速と普通列車を米原、敦賀、福井と乗り継いで金沢へ向かいました。...
江戸時代、温泉地が、湯治場というリゾート地として栄えたのは、旅行制限があって、許可される理由が信仰と医療であり、医療のほうは、湯治として温泉への長期滞在となった。医療行為ばかりしてたわけじゃなく、リゾートというべきものであることは、すでに書いた。それがいつ変化したのか。
銭湯や温泉にいくと、周りの人の話が、自然に聞こえてしまうことがある。まあ話しているほうも、こっちの姿は見えているわけで、盗み聴きをしているわけじゃないから、そんなにデリケートな話はしないだろうが。
明るい話ならいいんだが、会社の愚痴とか、誰かの不幸とか、恨み言とか、そういう話は勘弁してほしい...
川湯温泉への行き方はいくつかありますが、電車で行く場合はJR紀勢本線の新宮駅が最寄り駅となります。そこからバスで1時間ほどで川湯温泉へ到着します。バス停名は「川湯温泉」、そのままですね!バス停の目の前に大塔川が流れていて、そこに「仙人風呂」が冬の間だけ開かれています。
飛行機の場合は、南紀白...
「清児」は「せちご」と読みます。 奈良時代、僧・行基がこの付近で道に迷っていたところ、現れた童子に案内をされて着いた場所に観音様が現れたことが、名刹・水間寺の起源だといわれています。その際行基が「なんと清らかな心を持った童子だろう」と感心したという故事にちなんで、この辺りは「清児」と呼ばれるよ...