今回は温泉を求めて、石川県金沢市の「銭がめ温泉」へ。温泉は入浴のみを昼間に済ませ、宿泊は素泊まりの宿を、私がよく行う温泉旅行です。こういう形で非日常の街を歩くことが、日常からの脱却、つまり旅だと考えています。
大阪から朝の新快速と普通列車を米原、敦賀、福井と乗り継いで金沢へ向かいました。...
旅、旅行には、純粋なビジネスであったり、レジャーであったり観光であったり、いろいろな目的や機会があると思う。
今履修している放送大学の「観光の新しい潮流と地域」の講義では、新城常三氏の旅の分類を扱っていた。
1)内部強圧の旅 2)外部強制の旅 3)自ら好んでする旅
講義を聴いてなるほどと...
宇奈月温泉も含め、鐘釣温泉、黒薙温泉、祖母谷温泉などのの温泉があることは、1600年代、江戸時代から知られてはいたようだ。だが、古い温泉地のように湯治場として大々的に利用されるようなことはなかったという。
宇奈月温泉は大正中期以降、黒部川の電源開発によって、工事関係者が利用するようになった大...
江戸時代、温泉地が、湯治場というリゾート地として栄えたのは、旅行制限があって、許可される理由が信仰と医療であり、医療のほうは、湯治として温泉への長期滞在となった。医療行為ばかりしてたわけじゃなく、リゾートというべきものであることは、すでに書いた。それがいつ変化したのか。
湯治とは、温泉を利用する医療だ。江戸時代には、数週間単位で滞在するのが盛んになった。今でも、昔からの温泉地にいくと、豪華な観光ホテル、瀟洒なペンション、民宿に混ざり、昔からの湯治の宿がある温泉地もあるだろう。
自炊の宿で、今時の観光にはむいてないのかもしれないが、江戸期にはポピュラーな存在だ...